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分数形の漸化式についての一考察(1)~特性方程式,固有方程式,判別式を中心にして~

  • 数学
  • 実践事例
公開日:2012年10月19日
分数形の漸化式についての一考察(1)~特性方程式,固有方程式,判別式を中心にして~

漸化式の中には分数形のタイプがある。この一般項anを求めるには,特性方程式の解を利用するのが一般的であろうが,係数行列,つまり漸化式の右辺の定数を正方形状の位置のままに配置することで作られる行列の固有方程式の解を利用することも考えられる。特性方程式も固有方程式も教育課程外の内容ではあるが,実際,入試問題では暗黙の了解を得た内容のように思われる。その際には,誘導的なステップを設けることで,問題が生じないように配慮がしてある。
本稿では,特性方程式と固有方程式が重解をもつ場合について,その一般項を求めてみたい。また,これらの関係についても言及したいと思う。

※文中の数式は,「Tosho数式エディタ」で作成されています。ワード文書で数式を正しく表示するためには,「Tosho数式エディタ」が導入されていることが必要です。無償ダウンロードはこちら→無償ダウンロードのご案内

山口県立岩国高等学校教諭 西元教善

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