拙稿『最大公約数・最小公倍数に関わる関係をしっかり考えさせる⑴~108との最小公倍数が1080である自然数を求める問題を中心にして~』では,2つの自然数a, bのうちの一方だけとその最大公約数Lが具体的な自然数で与えられたとき,a, bのうちの残りはどのような自然数になるのか。また,一意的に決定されるのか,それとも複数あるのかについて具体的,一般的に考察した。
本稿では,3つの自然数a, b, cのうち2つの自然数a, b, a, b, cの最大公約数Gと最小公倍数Lが与えられたときに残りのcがどのような自然数になるかという問題を基にして3数の自然数とその最大公約数,最小公倍数の間にある関係を考察する。
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山口県立岩国高等学校教諭 西元教善