拙稿『三角形の内心の座標を求めてみよう~重心・外心・垂心よりは面倒であるが~』では,1つの頂点を原点にして,処理しやすい形でそれぞれの座標を求めたが,やはり一般的な三角形での結果が欲しいと思い,継続して考察してみた。その方針は,一般的な三角形について,1つの頂点が原点に移るように平行移動し,内心,外心,垂心の座標がどのように表せるかを前回得られた結果を活用して求め,それを逆方向に平行移動して,もとの一般的な三角形の内心,外心,垂心の座標を求めるというものである。
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山口県立岩国高等学校教諭 西元教善