三角関数は3種類あり,3兄弟といったところであるが,正弦と余弦は仲のいい兄弟であるが,正接は少し性格の異なる異端的な存在である。グラフや値域といった考察からもその性格の違いが浮き彫りになる。そのためか,正接だけが,2倍角の公式までは扱われているが,そのほかでは扱われていない。しかし,やはり3つで1セットという気持ちもある。それらを導けることはそれまでの公式の確認や定着に繋がり,生徒にとっては有益であると思われるので,それらに触れる機会があってもよいではないかと思う。そのような思いで,正接について正弦・余弦と対等になるように考察してみた。
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山口県立岩国高等学校教諭 西元教善
A4判たて,6ページ
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