学習指導要領に従えば,数学Bで扱う「漸化式」は「隣接2項間の漸化式」までになるが,大学入試では「隣接3項間の漸化式」が当然のように出題されている。隣接2項間・3項間の漸化式は,特性方程式の解を利用して,一般項が求められる。このようなことを授業で説明すると,4項間の場合も特性方程式の解を利用して求められるのではないかという声が生徒から出てくる。本稿はその声に答えるべく,考察を試みたものである。
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山口県立岩国高等学校教諭 西元教善