先生方の中には,教材をどういうふうに読んで,子どもたちに,どういう授業をすればよいのか,日々悩んでいる先生も多いのではないだろうか。教材を読んで,書いてある内容を読み取ったら終わりという読解指導で終わる授業も多いのではないか。無論,それを否定するわけではないが,せっかく,優れた教材を扱っているのに,それではもったいないように思う。そういう先生方のお役に少しでも立てればと思い,この教材ハンドブックを書いてみた。説明文,文芸等,いろいろある中で,まずは,詩の教材から論じてみたい。
「ぼくらのもの(与田準一)」「いま始まる新しいいま(川崎洋 )」「いのち(小海永二)」「春に(谷川俊太郎)」について。
高知県 山中幸三郎