東研研究報告「理科教育の充実に向けて -小・中の系統性(粒子・生命・エネルギー)を踏まえた指導の研究-」(東京教育研究所2011年4月発行)より。「物と重さ」の学習は,重さの保存に関する理解の充実を図ることで児童の物質観を豊かにできる内容になっている。ここで扱う「重さの保存」概念は,「粒子の保存性」を「質量は保存される」という視点で理解するための基礎になるところだが,「重さの保存」概念を理解させ定着させていくことは難しいという調査結果もある。また,この学習は,第5学年「A1物の溶け方」の学習につながっている。
東京教育研究所