鈴木章 ノーベル化学賞への道

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その他  小中高 理科

公開日:2010年12月21日

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2010年にノーベル化学賞を受賞した鈴木章氏(北海道大学名誉教授)の研究業績はもちろん、その研究成果が社会にどのように活かされているかについて、中学生でも理解できるくらいのわかりやすで、丹念に解説した本です。 特に、パラジウム触媒の働きを「カニ」にたとえたクロスカップリング反応の説明は出色です。 本書で紹介されているウエブサイトで、「カニのアニメーション」を見ることもできます)。 また、鈴木章氏へのインタビューをもとに、有機化学の研究を志すまでの経緯や、クロスカップリング反応の発見にまつわるエピソードなど、興味深い話題も満載です。 文系・理系をとわず、大学で学ぶことを志す若い人たちの、心に響く言葉も少なくありません。学校で、生徒たちの副読本などとしても活用できる一冊といえましょう。

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