中線定理は、数学Ⅱでは,「図形と方程式」の「点と直線」で,数学Bでは「ベクトルの応用」で扱う。それぞれ,座標軸の適切な設定と点の座標の適切な設定,始点の適切な設定をすれば,その証明が易しくなる。そういう狙いのある学習場面である。しかし,もっと素朴な視点もある。本来の学習目的とは違うが,図形的な視点で,面積として捉えるという視点である。今回,授業で,生徒の理解を支える説明のつもりで,補足的に言ったことが,生徒の理解にブレを生じさせたのかもしれないという思いと,いや返って興味を抱かせたのではないかという思いが交錯した中で,本稿を書いてみた。
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山口県立岩国高等学校教諭 西元教善
A4判たて,6ページ
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