数学Ⅰの最後の内容は,球の体積,表面積である。生徒は,円錐,角錐の体積までは中学校で学習しているし,その求め方も生徒に違和感はないだろう。ただ,錐の体積に出てくる定数1/3については,厳密には定積分による。球の体積にしても,回転体の体積として定積分で処理すれば実にあっけなく求められる。 数学Ⅰでは,極限の考えは使えないので,教科書ではそれを極力避ける記述をしているが,球の表面積の説明には極限をとることで許される近似や無限を匂わせる「……」が含まれている。これよりも生徒にとって分かりやすい説明はないか?…という思いで考察してみた。
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山口県立岩国高等学校教諭 西元教善
A4判たて,3ページ
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