学習は何のためにするのでしょうか。答えは人それぞれかもしれませんが、ここでは人が「社会に出て働くときに困らないため」としておきましょう。例えば、帽子屋になって困らないためには、生地を見分ける目やハサミを入れる技術が必要ですが、注文書を読んだり書いたりする力や、原材料費を元に売値を計算する力も必要です。タクシー運転手になる場合は、運転技術はもちろん、客と応対するときの礼儀も必要ですが、おつりを正しく渡すための計算力が必要ですし、何より就職する前に運転免許の試験にパスしておかなければなりません。共通しているのは「読み・書き・計算」の力です。/小学校1・2年用学習プリント付き。
北海道当別町立弁華別小学校校長 根本壽夫