東書教育シリーズ 新編新しい社会地理 移行措置対応資料 「日本の諸地域」をどのように指導するか[改訂版]より。
歴史的背景を中核とした考察
京都・奈良という古都に見られるように,古代からいくつもの都が置かれてきた近畿地方は,様々な建造物や伝統産業が現在に残る地方であるとともに,それらを保存・継承し,観光などに活用する試みが見られる地方でもある。近代における阪神工業地帯の発展や琵琶湖・淀川水系の水利用なども取り上げることができ,地域の地理的事象の形成や特色に歴史的背景が深く関わっていることが扱える。
東京書籍(株) 社会科編集部