フェーリング反応は簡単に物質の還元性を調べることができる優れた試薬であり、とりわけ還元糖の検出や定量に用いられる。フェーリング液は水酸化ナトリウム以外にも他の物質を多く溶かし込んでいるために、溶液の密度や粘性は高い。そのために試料を加えた後に加熱を行おうとすると非常に高い頻度で突沸を起こす。そこで、フェーリング溶液の反応を見る際の加熱方法を従来行われているガスバーナーによる直火の加熱ではなく、ウォーターバスを利用したものを提案し、その精度に関して調べてみたいと思う。
神奈川県 森村学園高等部化学教諭 上野英一
A4判たて,5ページ
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