日本史の授業の時、生徒のひとりが、「先生、もう済んだことを学んだって意味ない」といった。この言葉には呆れた。きのうまでのことは全部済んでしまったことだし、たったいま起きていることも、5分後には済んでしまったことになる。この生徒は、過去があって現在があり、現在があるから未来があるというごく当然の道理を知らないのだ。だから、きっと祖父母がいて両親があり、両親がいて自分があるという道理も知らないのではないか。
茨城県水戸葵陵高等学校 菊池美佐江
A4判たて,2ページ
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