数学科の目標の中には「…をわからせる」という条項がいくつかある。また,評価の中にも「知識・理解」という観点項目がある。しかし,「わかる(理解)」についての明確な定義や解説,その具体例は提示されていない。そこには,数学の教員ならば,数学が「わかる(理解)」とはどのようなことかについての「理解」(すなわち,「メタ理解」)や豊かな経験があって,そこにすでに確固たる数学「理解」観が確立しているという前提があるからなのであろう。しかし,現実はどうなのであろうか……。
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山口県立岩国高等学校教諭 西元教善
A4判たて,12ページ
Word
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