問題演習を行っていると生徒はいろいろな質問をしてくる。こちらが当たり前のように行う1つ1つの過程に疑問をもつことがよくある。そこはどうして?なぜそんな発想をするのか?なぜそんな方法をするのか?…等々 「基礎力不足だ!勉強不足だ!自分でよく考えろ!」と一喝してしまえば,せっかくの学習機会を逸してしまうのでできるだけ同じ目線に立っていっしょに考えてみるようにしている。生徒のためでもあるが,「わかる」とはどういうことなのかとかよりよい指導法のよい勉強になるからである。
山口県立岩国高等学校教諭 西元教善