理科離れが叫ばれているが,本当に子どもは理科が嫌いなのであろうか。少なくとも,私が小学校で理科の授業をしている時には感じられなかった。子どもは理科好きが多いと感じる教師は多いと思うのだがどうであろう。しかし一方で,理科という教科のなかで重要な目標である科学的な思考に関しては,充分かと言われると不足していると感じることが多いのも事実である。この2つの点を考慮した理科の授業の展開はできないのであろうか。この問題意識をもちながら実践を試みた事例を紹介して考えてみたい。
盛岡市子ども科学館 学芸指導主事 及川敏