撮影日:2008年4月13日、撮影場所:茨城県桜川市雨引観音。しばらく途絶えていた日本二大鬼祭の一つ「魔多羅(マダラ)鬼神祭」が、4月13日(日曜)、桜川市の雨引山楽法寺(雨引観音)で8年ぶりに復活しました。明4年(1472)春3月、当山炎上の際(一説に応永3年ともいわれている)、魔多羅鬼神現れ玉いて、鬼類を督して七日七夜にして荘厳な観音堂を建立したといわれている。魔多羅鬼神祭は、この鬼神の恩徳に報謝せんがために、永18年(1641)、当寺住職尊海が時の老中松平伊豆守信綱の庶弟であった縁を以て、幕府に願い出て許され、同年3月より、当山の年中行事の大祭として修行し来ったものであり、実に350年の伝統を有する北関東随一の大祭である。
茨城県牛久市うしく里山の会 坂弘毅