児童は,前学年の別々の単元において,整数と小数が,それぞれ十進位取り記数法の原理によって表されていることを学習してきた。ここでは,整数と小数がともに十進位取り記数法の原理で表されていることを,統合的にとらえることをねらう。また,整数や小数の10倍,100倍,…した数や,1
10,1
100,…した数は,元になる数の小数点の位置を移したものになっていることも扱う。このような数の処理は位取りの原理が基になっている。さらに,前学年で学習した概数と関連させ,乗除計算の際の積や商の見積もり方をあつかう。
畔柳信之