3,4年の学習内容として「産業や地形条件から見て県(都,道,府)内の特色ある地域の人々の生活」が設けられている。この学習は,前指導要領では「全国版」であったが,今回は,「県(都,道,府)内の特色ある地域 」と限定されている。この内容について,各県で新しい実践が始められていると思うが,私は,この学習内容の教材化の視点は「全国版」のときとあまり変えなくてよいのではないかと考えている。その視点とは,「人は過酷な自然条件の中でも,知恵を使ってその条件に適応しながらどっかりと生きている」という視点である。
熊本市立池田小学校教諭 橋本幸典