[中国]円明園(長春園の蓮の花)、撮影年月:2000年8月、撮影者:T.N(東京都)、撮影場所:中国、北京市。円明園は、1709年雍正帝が康熙帝より譲り受けた廃園に庭園を造営したものである。その後、乾隆帝が長春園と綺春園(現在万春園)を増営した。1860年10月のアロー戦争(第二次アヘン戦争)の時、英・仏連合軍は大略奪をし、さらにそれを隠すためにイギリス全権エルギンは放火を命じた。火は3日間燃え続け、北京城全体にうす暗い煙がたれこめたという。このようにして、当時世界最大の美術館・博物館・図書館であったこの名園は廃墟と化した。今は「円明園遺跡公園」として美しく整備され、市民の憩いの場となっている。これは長春園の、延々と続く蓮の花である。
東京都 T.N