早朝、南の空に輝く南十字星、撮影年月:1997年1月、撮影者:栗岡誠司[兵庫県立加古川北高等学校]、撮影場所:マレーシア、クアラルンプール。南半球の夜空の代名詞のように言われ、オーストラリア、ニュージーランド、パプアニューギニア、サモアの国旗にも使われている「南十字星」。北半球で最南端といってもいい国マレーシアでも、6・7月には、日が暮れると、12・1月には夜明け前に、南の空に見ることができる。マレーシアは北緯1度から7度25分に位置するため、南十字星の高度はそう高くはない。また、首都クアラルンプールの町は夜でも大変明るいこと、雲が多いこと、ニセ十字星も存在することから、はっきりと認識できたのはマレーシアに住み始めてから相当経ってからだった。
兵庫県立加古川北高等学校 栗岡誠司