[イラン]エマーム広場(マスジェデ・エマーム)、撮影年月:2000年5月、撮影場所:イスファハン市。ナグシェ・ジャハーン広場ともいい、「全世界の図」という意味があります。アッバース1世は、政治・経済・信仰のすべてが集約された最高の広場を造ろうと計画しました。建造に着手したのは1598年。その後完成には何十年とかかったといわれています。有名な「イスファハン・ネスフェ・ジャハーン(エスファハンは世界の半分)」という言葉はこの広場のためにある、といわれており、広場そのものが巨大な美術品かオープン・ミュージアムの様相を呈しています。ユネスコの世界文化遺産にも登録されています。イスラーム革命以前は「王の広場」と呼ばれていました。写真(3)は、マスジェデ・エマームの中庭です。写真(4)はマスジェデ・エマーム内部の説教者の席です。写真(5)はマスジェデ・シェイフ・ロトゥフォッラー、写真(6)(7)はマスジェデ・エマーム(イマーム広場)全体の景観です。
東京書籍・ソフトウエア制作部 冨田浩司