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地名のいわれ-兵庫県-(21)美嚢と三木の由来

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公開日:2005年12月02日
地名のいわれ-兵庫県-(21)美嚢と三木の由来

地名のいわれ-兵庫県-

(21)美嚢と三木の由来

三木市立三木養護学校教諭 田中隆次

東京書籍2005年12月作成

[本文より]播磨国美嚢郡は,現在の兵庫県三木市・美嚢郡吉川町及び神戸市北区淡河町を含む地域である。加古川の支流である美嚢川と,そのまた支流である志染川・小川川などの流域にあたる。

美嚢は,今は「みのう」と読んでいるが,もともとの読みは「みなぎ」であった。『和名抄』は読みを「美奈木」と示し,『播磨国風土記』は,美嚢(みなぎ)と名づけた理由として,「昔,履中天皇が地方をまわって諸国の境を決められた時,『このくに,みながれいとうるはしきかも(ここは,水の流れが大変美しいなあ)』とおっしゃった。そこで,美嚢の郡(みなぎのこおり)と名づけた」という地名説話をのせている。このような説話に対して,『三木市史』は美嚢の由来を「嚢はふくろを意味し,それは地形を現したものと考えるのが至当だろう。

三木市立三木養護学校教諭 田中隆次

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