[栃木県写真資料]男体山・華厳滝、撮影場所:栃木県日光市、撮影年月日:2003年9月。男体山(なんたいさん)は、標高2484メートル。古くは二荒山(ふたらさん)と呼ばれ、山岳信仰(さんがくしんこう)の聖地でした。この山の「二荒」を訓読みにして、「日光」という漢字をあてたことが、日光の名前の由来になったそうです。手前の湖は中禅寺湖です。華厳滝(けごんのたき)は、男体山(なんたいさん)の噴火でせき止められてできた中禅寺湖の湖水が、大尻川(おおじりがわ)となって流れ出し、写真の大岩壁から落下するするようになった滝です。滝の高さは97メートル。落水量は、毎秒2.5トン(2003年9月14日現在)。大岩壁は、上部から安山岩、集塊岩、石英斑岩で形成されています。滝の流れは、大谷川(おおやがわ)から、鬼怒川(きぬがわ)に合流します。
岐阜県各務原市 吉田範雄