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新感覚スポーツ「詩のボクシング」の広がり(楠かつのり)

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  • エッセイ
公開日:2005年11月25日
新感覚スポーツ「詩のボクシング」の広がり(楠かつのり)

新感覚スポーツ「詩のボクシング」の広がり

~人の声をしっかりと受け止めて聴く能力を育てる場~

日本朗読ボクシング協会代表 楠かつのり

東京書籍2005年12月作成



[本文より]

「詩のボクシング」は,ボクシングリングに見立てたリング上で,二人の朗読ボクサーが交互に自作を朗読し,どちらの朗読がより観客に届いたかをジャッジが判定する「声と言葉のスポーツ」です。当初は,詩人の谷川俊太郎さんや作家の島田雅彦さん,ミュージシャンのサンプラザ中野さんたちプロが参加するタイトルマッチがありました。現在では,15歳以上の一般参加による「詩のボクシング」地方大会が全国32都道府県で開催され,東京で年に一度,全国大会が開催されるまでになっています。また,「詩のボクシング」が全国に広がる中で,数多くの小,中,高校の授業に取り入れられようになり,多くの児童,生徒に自分の言葉を声によって他者に伝えるコミュニケーションの大切さを実践的に学んでもらってもいます。

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