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英語の授業で使える情報源としての数字表現(9)-“on cloud nine”

  • 英語
  • 実践事例
公開日:2006年03月15日
英語の授業で使える情報源としての数字表現(9)-“on cloud nine”



[本文より]

慣用表現“on cloud nine”は,歴史的にイギリスの薬種屋であり熱烈なアマチュア気象研究家Luke Howard (1772-1864) が,1802年に提案した組織化された雲の分類に始まる。彼は雲を高度により,上空16,000から50,000フィートにある雲をCirrus,6,000から16,000フィートにある雲をAlto,6,000フィート以下にある雲をLow Cloudsと各々3種類に分類し,さらに形状によりそれらを9種類に分類しラテン語で命名した。

日本語に「天にも昇る気分で」とか「有頂天で」という表現があるが,これに相当する英語表現に“on cloud nine”がある。この表現は,ル-ク・ハワードの雲の分類に基づき,米気象庁(National Weather Service)が9タイプに分類したが,その最上部の「タイプ9の雲」からこの表現が由来している。「高度がいちばん高い雲の上で」ということから,「有頂天で(blissfully happy)」という意味で用いられるようになったのであろう。

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兵庫県立星陵高等学校 大西博人

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