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学校文法と現代英語の実際(4)不定詞の否定の新傾向 “to not ”

  • 英語
  • 実践事例
公開日:2007年02月01日
学校文法と現代英語の実際(4)不定詞の否定の新傾向 “to not ”



[本文より]

不定詞の否定形は,「toの前にnotを置いてつくる(マイケル・スワン『オックスフォード実例現代英語用法辞典 新訂版(1993)』)」や「不定詞は,否定の不変化詞notによって分離されることはない(レナート・デクラーク『現代英文法総論(1994)』)」とあるように,否定語not, neverを不定詞の直前に置くことになっている。高校英語学習参考書もこのような記述を踏襲している。例えば,『アドバンストフェイバリット英和辞典』(東京書籍,2002,1272頁)は,「分詞・動名詞・不定詞の否定」の項目で,My mother told me not to be late. という例を挙げ,否定詞の位置は〈not[ never] to+動詞の原形〉となることを示している。しかし,現代英語で〈 to not [never]+動詞の原形 〉という語順が増加している。本稿では,不定詞の否定が従来とは異なる語順で現れる用例を紹介する。ここでは数量的統計には触れず,いくつかの実例を紹介し,一般的な傾向を明らかにすることを目指すものである。紹介する実例は,米週刊ニュース誌と現代人気小説よりのものを用いた。



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兵庫県立星陵高等学校 大西博人

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