さそり座 アンタレス付近の散光星雲、撮影年月:1998年7月、撮影者:北多摩高校 大桐、撮影場所:New Zealand 南島。アンタレスは、直径が太陽の約300倍もある赤色巨星です。色が赤いことや、火星がこの付近にやってくることから「火星に対するもの」という意味でこの名がつきました。中国では大火(たいか)、日本では赤星(あかぼし)・酒酔い星などの名があります。アンタレス付近には濃い暗黒星雲と淡い散光星雲が複雑に入り乱れています。暗く澄んだ空でないとなかなか写真に写ってくれない星雲です。
東京都立北多摩高等学校 大桐