モーリス フリードリッヒ ワグナー (Moritz Friedrich Wagner)
ドイツ,1813-1887
科学者人物誌―生物
東京書籍2002年10月作成
1859年,ダーウィンの『種の起源』が世に出されてから,生物の進化は事実として広く認められるようになった。しかし,進化がどういう要因で起こるかという問題については,今日に至るまで種々論議されてきた。進化の要因として,ダーウィンが重視したのは,よく知られているように,自然選択説でその主著の表題も,詳しくは『自然選択の方途による種の起源』となっている。
東京大学大学院総合文化研究科 岡本拓司