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ヒル(生物学者)

  • 生物
  • 指導資料
公開日:2002年10月30日
ヒル(生物学者)

ロバート ヒル (Robert Hill )

英国,1899-1991

科学者人物誌―生物

東京書籍2002年10月作成

光合成反応において,人名のついている反応がいくつか存在するが,その中でもヒル反応とカルビン-ベンソン回路が最も有名である。この二つ以外では,メーラー反応,コック効果などが知られている。カルビン-ベンソン回路は光合成炭酸固定反応の経路のことで,カルビンはこの仕事で,1961年にノーベル化学賞を受賞している。ヒル反応とは,光合成系に光を照射したとき,外から添加した電子受容体を還元し,水を酸化して酸素を発生する反応のことで,ロバート・ヒルの発見にちなんで,命名されたものである。

東京大学大学院総合文化研究科 岡本拓司

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