スパランツァーニ(生物学者)
東京書籍作成
Lazzaro Spallanzani
イタリア,1729-1799
科学者人物誌―生物
東京書籍2004年1月作成
イタリアの博物学者,生物学者,生理学者。イタリアのエミリア地方の小さな町スカンディアーノに裕福な弁護士の息子として生まれる。初等教育の後,15歳でイエズス会の学校レッジョ・エミリアに入り,レトリック・哲学・語学で卓越した才能を示す。1749年にボローニャ大学に法学を学ぶために入学,その大学で数学と自然学の教授であった父方のいとこラウラ・マリア・カテリナ・バッスィ・ヴェラッティ(Laura Maria Caterina Bassi Veratti,初めて大学で学位を取り大学で教えた女性として有名)に影響を受けて,法学を捨て,1753年か1754年に哲学博士となった。その後神学を学び,1757年に司祭に任命された。
東京大学大学院総合文化研究科 岡本拓司