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ノーベル賞候補となった日本人

  • 理科
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公開日:2002年07月23日
ノーベル賞候補となった日本人

[本文より]日本人が初めてノーベル賞を受賞したのは1949年(湯川秀樹,物理学賞)であったが,日本とノーベル賞の関わりは,それより遥か以前,第1回のノーベル賞の選考時から始まっている。第1回のノーベル賞は1901年に授与されたが,このときの生理学・医学賞の候補に,当時,伝染病研究所の所長であった北里柴三郎の名前があがっているのである。北里を推薦したのはハンガリーの医学者で,北里の業績としてあげられているのは,破傷風の血清療法の確立と,ペスト菌の発見であった。第1回のノーベル生理学・医学賞の受賞者は,ジフテリアを材料に血清療法の確立を行い,北里と共著の論文を発表したベーリングであったが,血清療法の確立において北里の果たした役割は大きかった。

東京大学大学院総合文化研究科 岡本拓司

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