「解法は1通りではない」-数学の別解づくりを考えよう-稲永善数―平成15年4月作成より。アメリカのテキスト「解析」の分野では,必ず δ− ∈ が表われる。また,不連続関数もふんだんにグラフに載せてあり,日本の数学Ⅲの教科書とは趣をことにしている。大学では,「微分積分学」は,実数の連続性から始まり,極限,収束の理論など多くの公理や定理が学ばれる。しかし次から次へと単品メニューが現われ,それを消化するには時間を要した経験がある。ここでは特に,「実数の連続性に関する定理の同値性」についてまとめておきたい.
稲永善数