「解法は1通りではない」-数学の別解づくりを考えよう-稲永善数―平成15年4月作成より。代数・幾何・解析的方法。方程式の実数解が存在するかどうかを見るには,グラフが x 軸と交わっているかどうかを確認すればよい。しかし,実際に解を求める場合は,グラフを読み取ること,グラフの正確さも要求される。もし,無理数が解になるようなものであれば,グラフを正確な値を読み取ることは難しい。実際に,解を求めることになると,2 次方程式や 3 次方程式など,解の公式が使えるものであれば,それを用いて求めることができる。これがいわゆる「代数的な手法」である。
稲永善数