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【授業を豊かにする史話】愛知の漂流者-二人の音吉-

  • 地歴・公民・地図
  • 授業プリント・ワークシート
公開日:2000年09月11日
【授業を豊かにする史話】愛知の漂流者-二人の音吉-

高校生を対象として,授業の中身を豊かなものにする読み物,文も平易に記述してあります。
1837年(天保8)7月、米国商船モリソン号が、日本漂流民7人を伴い対日通商を目的とし、浦賀へやってきた。幕府は対外強硬策をとり、モリソン号に大砲を打ち込み、追い払った。モリソン号は浦賀を逃げだし、漂流民を降ろすために鹿児島湾に立ち寄ったが、そこも追い払われた。モリソン号に乗っていた7人の漂流民のうち3人は愛知県出身で、世界一周して日本に帰ってきた人たちであった。後の4人はルソン(フイリピン)島に漂着した九州出身者である。この7人は、日本を目前にして、マカオに去らねばならなかった。モリソン号事件の幕府の態度に反対したのが高野長英や渡辺華山である。幕府は彼らをとらまえ、投獄した。これを蛮社の獄という。

名古屋市立向陽高等学校 野田隆稔

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