[フランス]シャルル・ド・ゴール広場と凱旋門、撮影年月:1979年8月、1990年8月、2000年12月、撮影者:茨城県K.O、撮影場所:フランス・パリ。コンコルド広場から直線にのびるシャンゼリゼ大通りを1.8km歩くと、合計12本の 大通りが交差するシャルル・ド・ゴール広場」(1970年「エトワル(星の)広場」を改称)にたどり着く。広場の中央にたつ「凱旋門」(49.54m)は、ナポレオン1世がフランス軍団の栄光をたたえるために建立されたものである。シャルグランの設計に基づいて1806年に着工したが、完成したのは1836年、七月王政期(ルイ・フィリップ王)である。1840年12月、セント・ヘレナ島から祖国に帰還したナポレオンの遺体を乗せた砲車は、旧ナポレオン軍団兵士が見守る中、凱旋門をくぐってアンヴァリッドに向かった。シャンゼリゼ大通り側の壁面右側には「ラ・マルセイエーズ(1792年の出陣)」 (下)」・「マルソー将軍の葬儀」(上)、左側には「1810年の勝利」(下)・「アブキールの戦い」(上)が、グランド・アルメ大通り側の壁面右側には「抵抗」(下)・「アルコル橋渡橋」(上)、左側には「平和」(下)・「アレクサンドリア占領」(上)の浮き彫りが施されている。また、広場には「1870年9月4日共和制宣言」のプレートがある。なお、1920年11月11日の第一次世界大戦休戦2周年記念日に大戦に散った無名戦士の遺体をパンテオンから移葬されたことで、凱旋門は愛国者の祭壇という意味も帯びるようになった。
茨城県 K.O