[フランス]サン・ジェルマン・デ・プレ教会、、撮影年月:1979年8月、撮影者:茨城県K.O、撮影場所:フランス・パリ。現存するパリ最古の教会で、広場中央の鐘楼(1O14年)と本陣はロマネスク様式をとどめる。542年、フランク国王クローヴィスの子シルトベールがスペイン遠征を行った際・204年にサラゴサで殉教したサン・ヴァンサンの聖遺物を持ち帰り、パリ司教サン・ジェルマンがこれを納めるために聖堂を建立したのが起源とされる。聖堂落成には543年説と558年説がある。この聖堂を中心とするベネディクト会派の修道院は8世紀以降に隆盛を極めた。9世紀初めの修道院長イルミノンが作成し、1844年B・ゲラールによって刊行された『サン・ジェルマン・デ・プレ修道院所領明細帳』は、「古典荘園制」に関する詳細な史料として有名である。
茨城県 K.O