[ドイツ]ブランデンブルク門、撮影年月:2000年9月、撮影場所:ドイツ、ベルリン。ブランデンブルク門は、フリードリヒ=ヴィルヘルム2世の時代、華やいだウンター・デン・リンデン(「菩提樹の下で」の意味)への入口として建てられた凱旋門である。古代ギリシアのパルテノン神殿の門を範として建てられたこの門は、当時ベルリンにあった14の城門の1つで、建築家ラングハンスが1788年から4年の歳月をかけて完成させた。門頭を飾るカドリガ(古代ローマの4頭立て二輪車)に載った勝利の女神像は彫刻家シャードウの傑作で、1806年ナポレオン1世が戦勝記念品として持ち去ったが、1814年取り戻した。「ベルリンの壁」で閉ざされてきたこの門は、1989年のクリスマスに門の前の壁が取り払われ、再び6月17日通りと東ベルリンのウンター・デン・リンデン通りが一直線につながった。
O.K