[イタリア]ドゥオモ(サンタ・マリア・デル・フィオーレ)、撮影年月:1979年8月、1990年7月、撮影場所:イタリア、フィレンツェ。フィレンツェの中心部に位置する大聖堂ドゥオモの正式名称は「サンタ・マリア・デル・フィオーレ」(花の聖母教会)といい、13世紀、アルノルフォ・ディ・カンビオの設計で創建され、1471年本体が完成した。緑と薄紅色の大理石が織りなす幾何学模様は、まさに「花の聖母」を彷彿させる。因みに、フィレンツェが「花の都」と呼ばれるのは、古代ローマ時代の地名フロレンティアが「花が咲いた」という意味であり、市の紋章に百合の花が使われているからである。なお、ブルネレスキ設計のキューポラ(大円蓋)は直径約45m・高さ約105mもあるが、内部階段を利用して頂上まで登ることができる。また、ミケランジェロの未完の大作「ピエタ」は正面左手の後陣にある。
O.K