[イタリア]サンタ・マリア・ノヴェッラ教会、撮影年月:1979年8月、撮影場所:イタリア、フィレンツェ。サンタ・マリア・ノヴェッラ教会の創建は9~10世紀に遡るが、13世紀にドメニコ派所属の教会となってから一大発展を遂げた。現在の建物は、1458年、建設に180年の歳月をかけて完成した。幾何学模様のファサードはレオン・バティスタ・アルベルティが製作したもので、ルネサンス様式である。一方、ラテン十字型の堂内(幅28m・奥行き100m)は遠近法を駆使した奥行きのある空間が広がっており、柱はゴシック様式である。左側廊にはマサッチオ作「三位一体」が飾られ、ゴンディ家礼拝堂にはブルネレスキ作「十字架のキリスト」や彼が製作した説教壇が残されている。
O.K