[ロシア]東方正教-ロシア正教の教会(2)、撮影年月:2000年1月、撮影場所:ロシア連邦・モスクワ。1453年、ビザンツ(東ローマ)帝国が滅亡しました。モスクワ大公国のイヴァン3世は、東ローマ帝国皇帝コンスタンティヌス3世の姪と結婚していたことから、ビザンツ帝国の後継者を名乗りました。これ以降、ビザンティン(コンスタンティノープル)に代わってモスクワが、東方教会の中心となりました。1917年のロシア革命から70年以上続いたソ連時代には、教会は破壊されたり、他の用途に転用するために改造されたりしました。しかし、現在のロシア連邦となって、再びロシア正教が現代に甦ってきました。ウラジオストク工業大学の裏手に、展望台に登るケーブルカーの駅があります。その駅のすぐ東側に小さな教会があります。とても小さな教会ですが、屋根にはタマネギ頭のドームがあり、入り口にはイコン(キリストなどの聖像画)が描かれています。
大阪府立八尾翠翔高校 竹部嘉一