アンコール遺跡群-アンコール・トム、勝利の門、撮影場所:カンボジア、撮影年月日:2001年11月29日。(1)アンコール・トムは「大いなる都」の意。ジャヤヴァルマン七世、12世紀創建の都城。戦いに勝利したクメール軍はこの門を通って凱旋したという。(2)門の両側には神々と阿修羅の綱引き(綱は不死の蛇であるナーガ)の彫像が並んでいる。これは阿修羅の最後部で、ナーガの尾の部分が見えている。(3)この入口は指揮官を乗せた象が通れる大きさになっている。観世音菩薩四面像は仏教信者ジャヤヴァルマン七世の救世の意欲を表すものであろうか。(4)アンコール・トム、勝利の門付近。都城はこのように高さ約8メートルの頑丈な城壁に囲まれていた。城壁に絡みついているスポアン巨木のようす。
大阪府立八尾翠翔高校 竹部嘉一