小学校国語-教室の窓Vol.8 東京書籍2006年9月作成より。特集 心を豊かにする新しい読みの指導。
国語科の「読むこと」では,目的に応じて内容や要旨をとらえながら読む能力や,読書に親しむ態度の育成が求められている。児童の心を豊かにはぐくんでいくためには,音読に十分に浸らせることで登場人物の心情に共感させたり,学級全体の学び合いによって,児童個々の思いや考えを,より深めさせたりすることが大切である。特に,低学年の児童にとっては,動作化を行ったり,吹き出しに書いたりする活動と組み合わせながら,音読を充実させていく必要がある。今回は,第2学年の文学教材「名前を見てちょうだい」の実践を紹介する。
宮城県大崎市立古川第一小学校教諭 和田祐子