[ドイツ]ブランデンブルク門、撮影年月:1996年8月12日、撮影者:三木淳照(奈良県立二階堂高校教諭)、撮影場所:ベルリン市内。(1)1791年に建造されたこのプロイセン王国の凱旋門は、ギリシャ風の柱が列をなしている、ドイツ古典主義建築の代表作です。今や、統一ドイツのシンボルとなったこの門も、1989年11月までは、ベルリン分断を象徴する建造物であり、壁や国境警備兵に阻まれて、近づくこともできませんでした。壁を乗り越えて射殺された人もいました。現在は、その下を自由に行き来できます。(2)ブランデンブルク門を、ななめ後ろから見ました。凱旋門はラング・ハンスの設計で、1788年から3年をかけて、ベルリンの西門として建てられました。1793年には門の上に4頭立ての馬車も飾られました。この4頭立ての馬車は、ナポレオンによってパリに持ちさられたこともありましたが、現在では修復され化粧直しを終えて飾られています。(3)ブランデンブルク門を、別の角度(ななめ後ろ)から見ました。『舞姫』では、「ブランデンブルク門のほとりの瓦斯灯は寂しき光を放ちたり。」とあります。、
(4)ブランデンブルク門の北では、大がかりな工事が行われていました。
奈良県立二階堂高校教諭 三木淳照