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能因と節信

  • 国語
  • エッセイ
公開日:2004年04月15日
能因と節信

巻頭エッセイ:能因と節信

兼築信行(早稲田大学教授)

高校国語ニューサポートVol.1(創刊号)

東京書籍2004年4月発行

[本文より]

絵に特別な趣味はないのだが,一幅だけ所持しているのが,この本一洋まつもといちよう(一八九三?一九五二)の「能因と節信」である。僧形と烏帽子姿の人物とが向かい合っている。右は能因法師,左は藤原節信(ときのぶ)という平安中期の歌人である。一洋は京都画壇の日本画家で,山元春挙の早苗塾に属し,人物画に主眼を置いた作家活動を展開した。久しく忘れられた存在であったが,二○○一年の秋,京都文化博物館にて展覧会が開催され,再評価の気運にある。

早稲田大学教授 兼築信行

資料ファイル

A4判たて、2ページ

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