[精選現代文 発問例集]3 詩歌 春風や 俳句抄
「精選現代文 (535)」準拠、発問例集
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「春風や闘志いだきて丘に立つ」「流れ行く大根の葉の早さかな」(高浜虚子)「一日物云はず蝶の影さす」「咳をしても一人」(尾崎放哉)「橇やがて吹雪の渦に吸はれけり」「谺して山ほととぎすほしいまゝ」(杉田久女)「きしきしときしきしと秋の玻璃を拭く」「この樹登らば鬼女となるべし紅葉」(三橋鷹女)「秋の航一大紺円盤の中」「降る雪や明治は遠くなりにけり」(中村草田男)「流氷や宗谷の門波荒れやまず」「夏の河赤き鉄鎖のはし浸る」(山口誓子)「種蒔くひと居ても消えても秋の昼」「枯山の月今昔を照らしゐる」(飯田龍太)「空蝉のなほ苦しみを負ふかたち」「麦踏みのまたはるかなるものめざす」(鷹羽狩行)
東京書籍(株) 編集局