本研究委員会は、学校が本来持つ「ひと」の力の豊かさを再認識し、誰もが「やりがい」と「生きる喜び」を実感できる経営の在り方を追求するため、現場の教員6名の研究員でその本質を探り出した。
日本の学校教育において、高い学力の一方で、自己存在価値や自己効力感の低さが課題として横たわっている。私たちはこの問題に対し、他者との関係性を深める「非認知能力(SEL)」の育成こそが、学校組織を活性化させる鍵であると結論付けた。
私たちがいま目指すべきは、互いの力を認め合い、他者への貢献を通して自らの価値を高める「幸せの往還」を生み出すことにある。教育関係者は、子どもと教職員のウェルビーイング実現のため、強い決意を持って「心豊かな環境づくり」へと邁進し続けなければならない。(東研研究報告 No.373)
東京教育研究所
A4判、36ページ