本誌は、現在注目を集めている教育事情について、東書Eネット会員の先生方にアンケートの回答をお願いし、回収したデータの分析を基に、課題や今後の解決方法について探るWeb限定の教育情報誌です。
令和6年度の第2回は、「中学校における部活動」をテーマにしました。部活動は、生徒の自主的、自発的な参加により行われるものであり、学習意欲の向上や責任感、連帯感の涵養等に資するものであり、学校教育の一環として、学習指導要領に位置付けられた活動です。一方で、部活動は、教師の献身的な勤務によって支えられており、その指導が、教員の多忙化の一因として指摘されることも少なくありません。部活動の持続可能な運営体制の構築は重要な課題となっています。
こうしたことを背景に、本調査では、部活動の担当状況や、そのことに対する意識、さらには、学校としての部活指導員や外部指導員等の確保、地域移行の現状等を明らかにすることを目的として、東書Eネット会員にご登録の中学校の先生方を対象に質問紙調査を実施しました。令和6(2024)年8月上旬から9月上旬にかけて実施し、259人の先生方から回答をいただきました。
その調査結果の分析と、早稲田大学教授の中澤篤史先生による「部活動に対する課題解決を最優先に」を掲載しています。
東京教育研究所(2024年11月)