ニューサポート高校「社会」vol.41(2024年春号)「特集:大学入学共通テスト分析」より。大問数は 4 問、設問数は 33 問と昨年より 1 つずつ減った。また、会話形式のリード文が 10 から 4 に減った。一方で、資料そのものから内容を読み取るという形の問題が 3 から 6 に倍増した。これらの変化は身につけた基礎的な知識をもとに資料を自ら活用するという、新学習指導要領で強調されている指導内容により適合する変化と考えられる。あわせて適切なテーマを設定し、それをめぐって思考するという色合いが鮮明となった。すなわち令和 7 年度の新課程問題への移行を強く意識した問題といえよう。そこで、大問ごとにテーマを示し、特徴的な問題に言及したい。
東京農業大学第二高等学校 間々田功
B5判たて,1ページ